ひろしまジン大学

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授業詳細

【アート/地域】

百島で現代アート!~離島と芸術の十字路を巡る~

2017年12月03日(日) 10時00分 ~ 16時04分    教室:ART BASE 百島
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『現代アートってムズカシイ!」という方もたくさんいらっしゃるのでは?
今回ひろしまジン大学では、そんなあなたにぴったりの授業を開催します!

尾道市から一番近い離島「百島~ももしま~」は県内唯一の芸術の島。周囲12kmの小さな島を一躍有名にしたのが『アートベース百島』です。
 12年間眠っていた廃校を再生した、地域とアーティストの共同体によるアートセンター。美しい風景と、ゆったりとした時間の中で、現代アートに触れることができる魅力的なスポット。
 2012年の開館から、今年5周年を迎えた『アートベース百島』では、現在大規模な記念企画展「CROSSROAD 2」を開催中。柳幸典、原口典之、石内都、山本基 他、刺激的な作品が多数展示されています。





先生はアートベース百島スタッフの百島在住・木村奈央さん。
初心者でもわかる現代アートの楽しみ方や、素晴らしい百島の魅力、最終日ならではの裏話も聞けるかもしれません。そして『アートベース百島』が、今後進んでいく道はいったい…?広島が世界に誇るアートスポット『アートベース百島』をじっくりたっぷり体感してみませんか?

【授業の流れ】
10:00 JR尾道駅 集合 
    『CROSSROAD 2』尾道会場の県営上屋3号倉庫を解説
11:11 JR尾道港 出港
12:08 百島(福田港)到着
    『CROSSROAD 2』百島会場:アートベース百島へ移動 
    『CROSSROAD 2』を解説付きでじっくりと楽しむ。
15:30 記念撮影
15:39 百島(福田港)出発
     ※船内にて感想共有タイム
16:04 尾道港到着 解散


【注意事項】
実費2,640円(観覧料、船代往復)がかかります。
昼食は各自持参ください。
※ご希望の方は百島にてランチ(別途¥1,000)をお申し込みいただけます。
→授業への申し込み時に事務局まで本文にお名前と「ランチ希望」とご記入のうえ、メッセージをお願いいたします。
◆事務局メールアドレス: info@hirojin.univnet.jp


【当日連絡先】
070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局)
※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。


(授業コーディネーター キムラ ミチタ)

木村 奈央 / アートベース百島 スタッフ

1990年東京都生まれ。尾道市百島在住。 高校卒業後、アメリカ南部の小さな大学に留学。その後サンフランシスコで写真を学び、現代アートの世界にのめり込む。 2016年1月に、原口典之氏の代表作「物性I(通称:オイル・プール)」を見るために百島を訪ねたことをきっかけに移住。 現在は、廃校を活用したギャラリーの企画運営に携わる。

今回の教室:ART BASE 百島

住所:〒722-0061 広島県尾道市百島町1440
地図を見る

ART BASE 百島とは、閉校になった尾道市百島の旧中学校舎を再活用し、アーティスト柳幸典と恊働者達による創作活動を通して、離島の創造的な再生を試みるアートセンターです。

現代アートを体験しに百島へ!

尾道から一番近い島、百島へ行ったことがありますか?周囲12km、人口約520人の小さな離島・百島を舞台に、12月3日までの間、国内外で活躍する現代アート作家による展示「CROSS ROAD2」が行われました。主催は、作家・柳幸典さんを筆頭に百島で活動を開始して5年目のアートベース百島。島のゆったりした時間の中で作品の解説を聞き、その魅力にどっぷり浸るという、贅沢な授業をレポートします。

 朝10時尾道に集合した私たちはさっそく尾道会場のひとつ、西御所県営上屋3号倉庫へ。昭和18年に建てられたこの倉庫は耐久性の観点から立ち入りは禁止されていますが、開いた扉から中を覗くという少し変わったギャラリーです。真っ暗な倉庫内には巨大怪獣の不気味な目が光っています。廃材でできた山のような体に目だけが爛々と光る、柳幸典さんの「God-zilla」。その目に映るのは、太平洋で行われた水爆実験の映像。その隣には戦闘機の一部を模した「クルセイダー」。作者の原口典之さんはベトナム戦争の戦闘機をモデルに、コクピットやエンジンを除いた尾翼部分だけを制作することで、兵器としての凶暴性が取り除かれた状態を表したそう。一見しただけでその迫力に圧倒される2つの作品ですが、その意図や制作過程を知って見るとますます引き込まれますね。

 続いてフェリーで百島会場へ。船中では学生さん同士の自己紹介タイム。趣味やお仕事内容など、皆さんバラエティ豊か!色々と話し込むうちにあっというまに島へ到着しました。

 港から歩いて、廃校になった学校を改修したアートベース百島へ。道中、島のおばあちゃんに話しかけられたり、運動場では島の人たちが焼き芋をしていて誘われたり。そんなこんなでアートベースに着くと、今日の先生、木村奈央さんが迎えてくれました。アメリカで美術を学んだ木村先生。偶々ある作品を見るため、東京から百島を訪れたところ、柳さんに「ちょっと手伝わない?」と言われ、何とその場でOKしてしまったそうです。何という行動派!百島に住んではや2年、島の人によく声をかけてもらっているそうです。

 そんな木村先生とアートベースを周りながら、作品の象徴するもの、作家の思いなどをひとつずつお話しいただきました。木村先生がこの島に来るきっかけとなった原口典之さんの「物質I」。四角い枠に満たされ、鏡のように反射する液体、実は自動車などの廃油を使ったものと聞いてびっくり。原爆資料館に納められている被爆者の服を撮影した、石内都さんの「ひろしま」は知っているひとも多いかもしれません。ほかにも魅力的な作品がたくさん!

 一目見るだけでは首をひねりたくなる作品も、解説を聞くことで初めて作家の意図が伝わり、じっと作品に見入る学生さん。細かい作品に目を凝らしたり、解説から自分なりの解釈やイメージを膨らませたりして、他のひととそれを話し合うのも楽しいですね。もともと中学校だったギャラリーでは展示にあわせて教室や階段に手を加え、果ては体育館までもが展示の空間として活用されていました。「百島では作家本人が作品の配置に関わることが多く、その点が世界的にみてユニークなんです」という木村先生。

 その後も島をぐるりと歩いて周り、元廃墟の映画館で柳さんの展示を見たり、大きな五右衛門風呂のあるお屋敷へお邪魔したり。ちなみにこのお家は来年秋にゲストハウスとしてオープンすべく、目下改修中です。この改修も含め、作品づくりやギャラリー運営には多くのひとが関わっています。特に今回見た作品は高さ、重さのあるものも多く、現場で大勢の人が関わった、その制作プロセスも含めて作品であることが伺えました。

 大満足のアート鑑賞、木村先生に港まで見送られて帰途へ。学生さんからは「現代アートに興味はあってもただ見るだけではよく分からず距離を感じていたが、解説を聞いて理解でき、より身近に感じた」という声、「次回は何か手伝いたいと思った」という声も聞かれました。作品自体の魅力に加え、百島という場で体感する現代アート。これからも多くの人に来て、見てもらいたいですね。
木村先生、ありがとうございました!


■レポート/塚野 理加
■写真/岩見 暢浩

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【アート/地域】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :20人
参加対象:どなたでも。