ひろしまジン大学

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授業詳細

【美術】

プロに聞く、おばけ屋敷の裏側!!

2014年07月25日(金) 18時30分 ~ 21時00分    教室:横川お化け屋敷 赫い糸の家
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「おばけ屋敷プロデューサー五味弘文」
こんな肩書きをもつ人は、世界でひとり、彼だけ。

東京ドームシティ アトラクションズで毎年多くの入場客を戦慄させ、
赤ん坊を抱いて進む『パノラマ怪奇館'96~赤ん坊地獄』、裸足で歩く『足刈りの家』など、今までにない「おばけ屋敷」を生み出すヒットメーカー。

その彼がプロデュースしたおばけ屋敷がはじめて広島に上陸したのは2011年。
基町クレドふれあい広場に出現したお化け屋敷「恐怖のおるすばん」は話題を呼び、
沢山のひろしまジンを恐怖に震えあがらせました。
この、初の他県開催がきっかけとなり、五味さんのお化け屋敷は東京を飛び出します。
翌年、2012年は「呪い人形キクミさま」が同じく、基町クレドふれあい広場に。
昨年2013年には呉の大和ミュージアム前に「呉お化け屋敷「血手形の家」を仕掛け、累計で70,000人を超える動員を記録しました。

そんな五味弘文さんがこの夏、広島で仕掛けるお化け屋敷の舞台は横川!
商店街「星のみち」の一角の空き店舗を利用し、「横川お化け屋敷 赫い糸の家」が
7月26(土)~9月7日(日)の期間、開催されます。

古来より納涼イベントとして根強い人気を博してきた「おばけ屋敷」。
五味さんの仕掛けるお化け屋敷がこれまでのお化け屋敷と一線を画した要因はそのストーリー性。
ストーリーにそって歩くことで想像力がかき立てられ、恐怖が増幅するのです。

今回の授業では、噂のお化け屋敷を実際に体験し、
そのつくり手である恐怖を知り尽くした、お化け屋敷のヒットメーカーに“恐怖の法則”を教えてもらいます。

恐怖の仕組みを知りつくした彼が、今回はどんなストーリーと仕掛けで怖がらせてくれるのか。
オープン前の特別授業です!ぜひ参加ください!

【授業の流れ】
18:00 受付開始(授業開始の30分前)
18:30 授業開始
   ・座学「恐怖の法則とは?」
   ・お化け屋敷を体験!
20:50 レポート 
21:00 終了予定

実費として入場料を頂戴します。通常950円のところ、今回は特別価格の500円で入場できます。


【集合場所】
横川商店街連合会事務局 会議室
広島市西区横川町3-1-18(横川シネマ2階)

【持ち物】
・筆記用具
・実費として入場料を頂戴します。通常950円のところ、今回は特別価格の500円で入場できます。

【入場】
集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。

【交通手段】
お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。

【当日連絡先】
070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局)
※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。

(授業コーディネーター 安彦恵里香)

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※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。
ご希望の方はお申込画面へお進みください。
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五味 弘文   / お化け屋敷プロデューサー

1957年、長野県生まれ。 1992年、後楽園ゆうえんち(現 東京ドームシティ アトラクションズ)において、初のお化け屋敷『麿赤児のパノラマ怪奇館』を手がけ、キャストの現れるお化け屋敷を復活させて大きな反響を呼ぶ。 以降、大人が楽しめるエンターテインメントを目指して活動を始める。その後、それまでのお化け屋敷にはなかった“ストーリー”の概念を持ち込む。 1996年、赤ん坊を抱いて歩くお化け屋敷『パノラマ怪奇館〜赤ん坊地獄』を開催。 ストーリーにお客様を参加させて、登場人物のように役割を担わせる方法を生み出す。 靴を脱いで体験する『足刈りの家』、死体と指切りをしてくる『ゆびきりの家』など、様々なお化け屋敷を作り続けている。 著書に、『人はなぜ恐怖するのか?』(メディアファクトリー)、 『お化け屋敷になぜ人は並ぶのか〜「恐怖」で集客するビジネスの企画発想』(角川oneテーマ21)がある。 広島では、2011年「恐怖のおるすばん」、2012年「呪い人形 キクミさま」、2013年「血手形の家」をプロデュース。広島ではこれまで3回、累計で70,000人を超える動員を記録。

今回の教室:横川お化け屋敷 赫い糸の家

住所:横川商店街「星の道」

★集合場所:横川商店街連合会事務局 会議室
広島市西区横川町3-1-18(横川シネマ2階)
アクセス:横川駅下車 徒歩3分

地図を見る

テレビ新広島、広島エフエム放送、横川商店街連合会では、横川駅周辺エリアの活性化を目的に、今夏で4回目となるお化け屋敷プロデューサー五味弘文氏による「お化け屋敷」を平成26年7月26日(土)~9月7日(日)に横川商店街「星のみち」で開催します。


【ストーリー】                       
横川の商店街の「絲よし」という糸店に糸織(しおり)という美しい娘がいました。糸織には、綾夫という医師の恋人がいました。糸織は、綾夫のワイシャツの襟の折り返しに、好きな人と結ばれるように願いを込めて“隠し糸”を縫い込んでいました。
しかし、いつしか糸織の心は綾夫から離れ、別れます。
しばらく経った、ある日、糸織はある日、首の後ろを切る怪我をして意識を失ってしまいました。糸織と綾夫が別れたことを知らない糸織の両親は、彼に手術をしてもらいたいとお願いをします。
手術を始めた綾夫は自分のワイシャツの襟から、彼女が縫った隠し糸を抜き取り傷口を縫合します。綾夫は別れた後も、ずっと糸織を想い続けていたのです。
麻酔から覚めた糸織は、自分を手術したのが別れた綾夫だと知り、綾夫を憎悪します。
愛する人から一層憎まれるようになってしまった綾夫は思い悩み、絲よしの糸で編んだ縄で首を吊って死んでしまいました。
やがて糸織の体から赤い糸が出てくるようになります。指先や額や耳たぶから伸びてくる糸で美しい糸織の姿は見るも無惨なものに変わってしまいました。
自分の姿に絶望した彼女は自分で自分のうなじを切り裂き、隠し糸を取り出そうとしました。
そうして糸織はうなじを裂いたまま死んでしまいました……

お化け屋敷を数倍楽しむ方法!!!

皆さん、毎日むしむし暑いですね。そんな暑さを忘れさせてくれるような、背筋がヒンヤリぞくぞくしてくる授業「プロに聞く、おばけ屋敷の裏側!!」に参加してきました。

 授業講師の五味さんは、日本でも珍しい“お化け屋敷プロデューサー”。
20年以上も前からお化け屋敷の企画運営を手掛け、遊園地以外にも観光地やショッピングモール等で施設を展開。その内容の面白さから毎年反響を呼んでいらっしゃいます。

 授業の前半では、「お化け屋敷プロデューサーの歴史」を伺いました。

 五味さんは学生時代からお芝居をされていて、卒業後はイベント関係の仕事に就いたそうです。1992年、後楽園ゆうえんち(現在の東京ドームシティ アトラクションズ)の夏期イベント「ルナパーク」で、夜間に運営できるアトラクションを企画することになり、そこで提案したのが「大人向けのお化け屋敷」だったそうです。

 当時は絶叫系アトラクションや最新機材を駆使した華やかな施設に比べ、地味でアナログな存在としてあまり見向きもされなかった「お化け屋敷」。そこにキャスト(お化け役)を使って、大人でもリアルに怖がってもらえるようなものが作れないだろうか?と、芝居仲間のツテで『暗黒舞踏』として有名な大駱駝艦の麿赤児(まろあかじ)氏の協力のもと『麿赤児のパノラマ怪奇館』が誕生。予想以上の集客数を記録し、大成功を収めました。

 以降、毎年のように新しいお化け屋敷を企画されているのですが、五味ワールドの凄いところは、現場で利用者の様子をモニタリング・検証し、お化け屋敷をどんどん進化発展させていくこと。ただ見た目が恐ろしいというだけでなく、「それをされたらイヤだな(怖いな)」という心理面をどんどん突いた設定と仕掛け。
たとえば、手錠の片方を自分の片手に、もう一方を壁に設置されたレールにはめ、制限状態で屋敷内を進んでいくという設定や、靴を脱いで(不思議なもので、人間靴を脱ぐとすごく無防備な気分になりますよね)廃屋の中を歩き回る設定、他にも屋敷内に置かれた人形(時々キャスト)の口の中を覗き込んで探し物をしなければいけない設定といった、聞いているだけでも背筋が凍るような内容を企画されています。

 またそれだけではなく、お化け屋敷にストーリーを持ち込み、利用者をそのストーリーに参加させるスタイルを確立させたというのも五味さんならでは。そのストーリーの主人公のブログをネット発信して利用者にリアルタイムで楽しんでもらったり、ストーリーを発展させて、ドラマ×小説×お化け屋敷で同時展開する「ホラープロジェクト<黒い歯>」を立ち上げたり、「〇日の×時に、主人公に何か起こる」と予告して、ゴーストカム(お化け屋敷施設内に設置したカメラ)でWEBから屋敷内の様子を覗きに来てもらったり。
「お化け」を「モンスター」ではなく「元々は自分たちを同じ人間」だという視点で展開させていることに面白さを感じます。SNSやメディア媒体などを通じて、利用者にお化け屋敷の登場人物とのコミュニケーションを楽しませているんですね。そこに“接点・関心”を生み出す。SNSを用いた広報という現代の手法を見事取り入れているわけです。

 途中、授業に参加されていたローカルタレントの中島尚樹さんにマイクを渡し、五味さんとトークセッションをしていただきました。
お化け屋敷の裏側についての質問をする中で、「怖がってもらう“コツはあるのか?」という問いに対して「怖がらせるバリエーションは無数にありますが、パターンは大体決まっているんですよ。・・・実は、お笑いや落語などで使われる手法と、すごく似ているんです」というお話は、とても興味深く、「今ここ!」という絶妙なタイミングでアクションを起こす『合わせ』だったり、逆にわざとタイミングをずらして「あれ?」と思わせたところで突っ込んでいく『間』だったり、人の心を“すくい取る”作法という意味では、『怖がらせる』ことと『笑わせる』ことには共通するものがあるんだとか。
また、『自分は怖くないぞ!』と威勢を張って、お化け側を威嚇しようとしたり抵抗したりするお客さんもいるのでは?という問いには、「お化け屋敷の導入部分でいったん主導権をこちらに渡してもらう“仕掛け”をしておかないといけません。主導権がまだお客さんにある状態だと、自分の思い通りにさせよう、この場をコントロールしようという気持ちが生じてしまう。何が起こるか分からない、何を考えているのかわからないという『コントロールできない』状況が、素直に怖がってもらうために必要な仕掛けなんですね。たとえばそれが手錠だったり、腕に抱えた赤子だったり、そういったことです。」と五味先生。

う~む納得・・・!

 さぁ!!いよいよ体験授業開始!!
二人一組ペアになって、赤糸をお互いの小指に結んで、糸を切らずに出口までたどり着けることが出来るか!?というもの。男女ペアなところもあれば、男同士ペアの学生さんもいて「これはカップルにうってつけな企画ですね!!」「俺らが、出てきた頃には固い絆で結ばれあってたらイヤですよね!(笑)」と、そこでも大盛り上がり。
 私も例にもれず、怖いのが物凄く苦手な人間なのですが、授業で五味先生に教えてもらった「怖い時には遠慮せず大声を出して恐怖を発散させる」という方法を最大限活用して乗り切りました。いや、ほんとに喉枯れるまで声出してみると、恐怖が発散出来ますが、ある意味すごいストレス発散になるということが分かりました。お化け屋敷から出てきたときの、あの清々しい感じといったら(笑)
 お化け屋敷体験授業を終えてから、再び教室に帰ってきましたが、戻ってきた学生同士で「あの、入ってから途中の・・・!!もう、むっちゃ怖くなかったですか!!?」「あったーーー!!!あそこ通るのが凄く嫌だったーーーー!!絶対なにか怖いこと起こるじゃん!!って思いましたもん!」と大騒ぎの感想戦がスタート(笑)
お化け屋敷の醍醐味って、恐怖を楽しむだけでなく、そのあと一緒に恐怖を分かち合った仲間と「ああだったね、こうだったね」と言い合う空間を楽しめるところにあるんだなぁと実感しました。そしてこの楽しさは、大勢であればあるほど共有体験として、“たくさん盛り上がれる”のだと感じました。
 五味先生曰く、「お化け屋敷って、“自分とお化け”という対峙関係の方ばかり捉えがちですけど、一緒にお化け屋敷に入る家族や恋人が、どっちが怖がってどっちが護る側になるかとか、一緒に逃げるのか我先に逃げるのか等、そういった横並びの関係性も、よりビジュアル化する空間なんですね。そういうのも含めて楽しんでいただきたい。どんどん誰かと一緒にお化け屋敷に行っていただけたらと思います。」

 そんなこんなで盛りだくさんだった「プロに聞く、おばけ屋敷の裏側!!」授業。
また友達を誘って行こうと思います!!


■レポート/村上 純子
■写真/角田 茜

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レポートUP
カテゴリ:【美術】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :25人
参加対象:6歳以上