ひろしまジン大学

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授業詳細

【文化】

おこたで。~今、伝え継ぐこと~

2012年03月11日(日) 14時00分 ~ 17時00分    教室:ひろしま美術館
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ひろしま美術館で開かれる「上田宗箇 武将茶人の世界展」の特別企画。
昨年、大きな節目となった東日本大震災から1年。
あらためて広島の地で、伝え継がれてきた『伝統文化』の意味や大切さを3月11日に考える。

参加メンバーは
上田宗箇流の若宗匠である上田宗篁(33歳)さん、
漆工芸の「高盛絵」を受け継ぐ七代目 金城一国斎・池田昭人(46歳)さん、
ひろしま美術館学芸員で様々な展覧会を手掛ける水木祥子(35歳)さん。
ラジオDJとして地元音楽シーンを盛り上げるひろしまジン大学のキムラミチタ(37歳)さん、

今回は、格式高き伝統文化のイメージを覆すトークセッション!!
若き世代の伝承者を中心に、伝統が持つ本来の意味、伝統文化ネクストジェネレーションや、
Back To The Basic~原点回帰~など、様々な視点から語り合う。
また、東京で8万人を動員した
『上田宗箇 武将茶人の世界展』の魅力や裏話も飛び出すかも?

会場には日本伝統の暖房器具『こたつ』を持ち込み、
四人が膝を突き合わせながら、ほっこりと熱く本音でトークする異色の座談会です。

【当日の流れ】
13:30 受付開始
14:00 トークセッション~質疑応答
15:30 展覧会観覧
17:00 授業終了~解散


【集合場所】
ひろしま美術館正面玄関
(スタッフが地下一階の会場までご案内します)
 
【持ち物】
・筆記用具
・1,000円(美術館入館料+お茶券代金)
※ただし「お茶券」のご利用は3月14日(水)、21日(水)、館内の喫茶店に限らせて頂きます。

【入場】
集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。

【交通手段】
お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。


(主催: ひろしまジン大学、公益財団法人ひろしま美術館、中国新聞社)


※「上田宗箇 武将茶人の世界展」
(ひろしま美術館WEBサイトより)

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※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。
ご希望の方はお申込画面へお進みください。
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上田宗篁 / 茶道 上田宗箇流 若宗匠

1978年6月19日奈良に生まれ、誕生後すぐ広島へ移る。 1985年古田小学校入学、1991年現・なぎさ中学校へ入学、1994年現・なぎさ高等学校へ入学、卒業後上京し、国学院大学へ進学、2003年から4年間、東京・上野毛の五島美術館での研修のかたわら、プロダンサーとしても国内外で活躍するなど、紆余曲折を経て2007年より広島へ戻り、上田宗箇流十七代になるべく、2009年、2010年、2011年の上田流和風堂時別公開の総責任者として企画を成功させ、現在、若宗匠として活躍中である。

七代 金城一国斎 / 漆工芸家

昭和40年六代金城一国斎の長男として広島市に生まれる。香川県漆芸研究所研究員修了。1991年七代金城一国斎を襲名。日本伝統工芸展に入選を重ね平成17年日本工芸会奨励賞を受賞する。ポーラ賞奨励賞、広島文化賞、広島市民賞、エネルギア美術賞などを受賞する。日本工芸会中国支部幹事、広島市立大学芸術学部非常勤講師、日本工芸会正会員、2011年広島県指定無形文化財保持者に認定される。

キムラミチタ / フリーパーソナリティ

1974年廿日市市生まれ。ラジオDJ、クラブDJ、ライター、イベントオーガナイザーなど様々な顔を持つ広島カルチャーシーンの兄貴。洋邦ジャンルを一切問わず音楽を追求する姿勢はストイック。自身の音楽ユニット”忍”では、大型野外音楽フェスティバルに出演するなどプレイヤーとしても活動中。アーティスト仲間も全国各地に増殖している。映画やアート、マンガ、料理などの造詣も深い。ひろしまジン大学・副代表理事。

水木祥子 / ひろしま美術館学芸員

2001年からひろしま美術館で学芸員として勤務。大学時代はイタリア・ルネサンスを研究していたが、美術館では、ヨーロッパ絵画、日本の洋画、彫刻と、ジャンルを問わず展覧会の担当をしている。最近は、絵本原画の展覧会を主に担当。2012年は「みんなだいすきばばばあちゃん さとうわきこ絵本原画展」と日本洋画の「金山平三展」を担当。再来年の展覧会とサブ担当の「上田宗箇展」の準備を含めて忙しい日々を過ごしている。広島出身・在住。

今回の教室:ひろしま美術館

住所:広島市中区基町3-2
TEL 082-223-2530
地図を見る

公益財団法人ひろしま美術館は昭和53年(1978年)11月3日に広島市の中心部、緑豊かな中央公園の一角に開館しました。創業100周年を迎えた広島銀行が、地域とともに歩んだ歴史の記念事業として設立したものです。

昭和20年8月6日、あの原爆の劫火によって幾多尊い命が失われ、街は一瞬にして廃墟と化しました。それから30数年、広島は平和文化都市の建設目指して、復興の道を歩んできましたが、その道程の中で久しく求められていたのは、心の喜びとやすらぎの場でした。
この美術館は、“愛とやすらぎのために”をテーマに、構想10年のもと、人々の希求に応える香り高い美の殿堂として誕生したのです。
今日の広島の礎となられた原爆犠牲者の方々への鎮魂の祈りと平和への願いがこめられています。

ひろしま美術館ホームページ

「伝え継ぐこととは…」

部屋の真ん中には「こたつ」。それをぐるりと囲むように学生さんが見守るという、これまでにないスタイルで始まった今回の授業。4人の先生がこたつで膝を突き合わせ「伝統文化」について語ります。

先生は、上田宗箇流の若宗匠である上田宗篁さん。漆工芸の「高盛絵」を受け継ぐ七代目 金城一国斎・池田昭人さん。ひろしま美術館学芸員で様々な展覧会を手掛ける水木祥子さん。そして、ラジオDJとして地元音楽シーンを盛り上げるひろしまジン大学のキムラミチタさんの4人です。

「こたつ」といえば、みかん。先生も、学生さんも自由にみかんをほおばりながら、リラックスした雰囲気ののなか、まずは「上田宗箇 武将茶人の世界展」の話からスタートしました。今回の展覧会を担当した水木さんは「茶室の再現が大変でした。空間を楽しんでもらえれば」と見所を紹介。それに対して上田宗篁さんは「あれだけの茶室を良く再現されました。改めて日本建築の素晴らしさ、本物がいかにすごいかということを感じました」。また金城一国斎さんは「日本人がいいと思う感覚を感じ取ってほしいです。様々な歴史的な悲劇を超えてここまでの美術品が残っていることが貴重なんですよ。東日本大震災があってさらにその思いを強く感じています」と、受け継がれてきた「本物」に出会えることの貴重さを語ってくださいました。

この授業が行われた日は、2011年3月11日に発生した東日本大震災からちょうど1年。地震が発生した14:46には、一旦トークを中断して全員で黙とうを捧げました。
その後「伝統がつながることが、まさに奇跡ですよね」というキムラミチタさんの言葉から、話は少しずつ核心に向かい始めます。伝統を守り伝えていく立場にいる上田宗篁さんは「戦争や災害などの不運に遭うなど、自分たちの意志だけでは残せないこともあります。だけど、自分の代で末代にするのは死んでも死にきれません。自分の宿命だと思っています」。重ねて同じ立場の金城一国斎さんは「伝統はぶち壊していけと言われてきました。でも、それは古いものを本当に壊そうというわけではありません。時代に合わせて流れを変えていかなければ、受け継いできたものも廃れていきます。常に周りに楽しんでもらうことが大切です」とも。逆にその伝統を「今」の人たちに広く伝える立場の水木さんは「インターネットや図鑑では見られない本物の迫力を伝えていければ」と、『本物』に出会えることの素晴らしさ伝えられました。
まだまだ熱いトークは尽きそうにありませんでしたが、最後に「いろんな楽しみに触れることが文化に触れることです。それがきっと豊かさにつながると思います」とミチタキムラさんの言葉で、ひとまずトークセッションは幕を閉じました。

それぞれの立場から「伝統」について熱く語られた今回の授業。今私たちができることは、(1)「伝統」に触れる行動を起こす。(2)目の前に「伝統」がある奇跡を実感し、その神髄に触れる。(3)触れる機会を与えてくれる仕掛け人の思いも知る。この3つなのでは。この体験を繰り返すたびに、あなたはきっと感じるはずです。「日本人でよかった~!!」と。


(ひろしまジン大学サポートスタッフ 森本記子)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【文化】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :100人
参加対象:どなたでも。